キャニコムのネーミング
会長 包行均が語る、ネーミングへの想い
「キャニコムの製品はネーミングが面白い」とよく言われます。
ユニーク過ぎて、昭和61年に発表した「ピンクレディ」は発売した当初は、販売店さんから「ふざけるな」とお叱りを受けたこともありました。しかし、女性や若い世代には大好評で、潜在需要を掘り起こす結果となりました。更に今では、「ピンクレディ」と言えば多くの方が小型クローラ運搬車を連想する、超ロングセラーヒット商品です。
同様に、平成6年に草地分野への本格参入として発表した「草刈機まさお」も、乗用草刈機と言えば「まさお」とお客さまから答えが返ってくるほど商品と名前が一体化しています。
「競争力を決めるのは、品質・機能・価格に加え、感性すなわちネーミングが第4の価値として大変重要な要素」と経済産業省も唱えています。
当社では、「キャニコムのD・N・B(デザイン・ネーミング・ブランド)」を製品開発の3つの重要な柱としています。中身やデザインがしっかりしている商品ほど名前は重要です。名は体をあらわす。自分達の意思を埋め込み、商品のあらゆる利点を一言で現す。「キャニコムのネーミングは、いい名前を付けて愛され育てていく、というものが感じられる。」と日刊工業新聞主催のネーミング大賞において、13年連続受賞という栄誉もいただきました。
製品開発においては、「ものづくりは演歌だ」「義理人情をお届けします」の標榜どおり、お客さまが本当に苦労して困っていること、何とかしてほしいと心にグッとくるほど熱意が感じられるものでなければ商品化しません。熱意を込めて作った製品に、愛されるネーミングをもって、これからも皆様に喜ばれる製品をお届けしてまいります。
機能の細部にも、特長が分かるネーミングを採用しています。
弘前のお客さまから、「草刈り機の刈刃の寿命を少しでも長くできないか」との要望をいただき、刃先を広げた新しい刈刃を開発しました。
この刈刃が、要望を頂いたユーザーの住む青森県の形に似ていることから、この刈刃を「ひろさき」と名付けました。
その後改良を加え、先端部分の刃を追加することで、さらに切れ味を増した刈刃が誕生。先端部分の形状がハート形に見えることから、「ハートフルひろさき」と名付けられました。
運搬車の荷台内のコンテナを移動させる作業は、その重さのため大変な労力が必要でした。
「何とか楽に荷物を移動させられないか?」という想いから開発されたのがこの「渡鉄矢よ」。
荷台内のコンテナを軽い力で移動させる(渡す)鉄製の矢のようなこの機能は、多くのお客さまから、「本当に軽く動かせる」と好評をいただいています。
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