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果樹園の雑草は「刈りすぎない」が新常識?ハダニ対策で注目される「高刈り管理」と乗用草刈機フルーティまさお

果樹園の雑草は「刈りすぎない」が新常識?ハダニ対策で注目される「高刈り管理」と乗用草刈機フルーティまさお

果樹園において草刈りは欠かせない管理作業のひとつです。雑草を放置すると作業性が悪化し、害虫や病気の発生リスクにもつながるため、多くの園地で定期的に草刈りが行われています。

その中で「できるだけ短くきれいに刈る」という雑草管理をされている方も多いのではないでしょうか。

しかし近年は、果樹園の環境を守りながら防除につなげる考え方として、草をあえて適度に残す「高刈り管理」が注目されています。

今回は、なぜ果樹園で「高刈り管理」が注目されているのか、そのメリットや考え方、そして高刈り管理におすすめの乗用草刈機 フルーティまさおについて解説します。

ハダニ対策で注目される防除体系

高刈り管理が注目されている背景には、果樹栽培における「ハダニ対策」の問題があります。ハダニは葉を吸汁加害する害虫で、被害が進行すると早期落葉などを引き起こします。

これにより、果実品質の低下や樹勢低下につながるだけでなく、翌年の花芽形成にも悪影響を及ぼす場合があります。

繁殖力は非常に高く、種類や環境条件によっては2週間で約400倍!にまで増える場合も。加えて、薬剤抵抗性の問題も深刻化しており「薬を散布しても効きにくい」というケースも増えています。

こうした背景から注目されているのが、薬剤だけに頼らず、果樹園にもともと存在する「天敵」を活かした防除体系です。そして、その防除体系に欠かせないのが、高刈りによって草を適度に残した「下草環境」なのです。

高刈りで「土着天敵」を守る環境づくり

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)は、果樹園にもともと存在する土着天敵を活用した防除体系として、「<w天(ダブテン)>防除体系」を提唱しています。

「w」は“ダブル”を意味しており、果樹園にもともと存在する「土着天敵」と、市販の「天敵製剤」という2つの天敵を組み合わせて活用することから、「<w天>防除体系」と呼ばれています。さらに、この「w」には、天敵を守る下草という意味も込められており、草を適度に残した環境づくりも重要な要素となっています。

従来のように薬剤だけに頼るのではなく、天敵が働きやすい果樹園環境を整えながら、ハダニの発生を抑える考え方が特徴の<w天>防除体系ですが、その中で重要とされているのが、次のような管理です。

・下草環境を維持すること
・草を極端に刈り込みすぎないこと
・天敵が生息しやすい環境を守ること

このように、「高刈り管理」は<w天>防除体系を支える重要な管理方法のひとつといえます。

高刈りに最適!乗用草刈機フルーティまさお

高刈り管理を実践するうえで重要になるのが草刈機選び。そこでおすすめなのが、乗用草刈機 フルーティまさおです。

フルーティまさおは、小回りが利きやすく、枝下など狭い場所でも作業しやすいため、果樹園管理との相性に優れています。

また、刈高さは最大150mmまで調整可能。園地の環境に合わせた高刈り管理を行いやすい点も大きな特徴です。さらに、刈高さの下限値を設定できるため、草を刈りすぎることなく、一定の高さを保ちながら除草管理を行うことが可能です。

「<w天(ダブテン)>防除体系」では、地上80mm程度に刈高さを設定し、樹の株元に下草を維持する管理方法が有効とされています。草刈りが難しい株元はそのまま残すことで、効率よく雑草管理を行うことができます。

これからの果樹園管理は「草を活かす」時代へ

これまで果樹園では、「草は無い方が良い」「できるだけ短く刈るべき」という考え方が一般的でした。しかし現在では、天敵を守り薬剤への依存を減らすという観点から「草を活かす管理」が注目されています。

果樹園の環境を守りながら効率よく草刈りを行うためにも、乗用草刈機「フルーティまさお」を活用した高刈り管理を取り入れてみてはいかがでしょうか。


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天敵を主体とした果樹のハダニ類防除体系について

なお、<w天>防除体系は、草生管理だけでなく、天敵に配慮した薬剤選択や補完的な天敵製剤の利用、協調的な殺ダニ剤の活用など、複数のステップを組み合わせながら取り組む防除体系です。

秋田県のリンゴ園、山形県のオウトウ園、千葉県のナシ園、島根県の施設ブドウ園、佐賀県のハウスミカン園など、各地の実証試験で成果が確認されていますが、技術を導入しただけで必ず効果が得られるものではありません。

圃場環境や気象条件、発生状況などによって適切な管理方法は異なるため、実際の導入にあたっては、地域の営農指導機関や普及センターなどの指導を受けながら、各園地に適した防除体系を構築することが重要です。

詳しくは農研機構が解説した標準作業手順書をご覧ください。

天敵を主体とした果樹のハダニ類防除体系標準作業手順書

◆ 基礎・資料編:https://sop.naro.go.jp/document/detail/45
◆ リンゴ編:https://sop.naro.go.jp/document/detail/45
◆ ナシ編:https://sop.naro.go.jp/document/detail/45
◆ オウトウ編:https://sop.naro.go.jp/document/detail/128

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