
2025年2月5日
収穫作業だけじゃない。柿農家さんに聞いた、運搬車『ライガー』の年間フル活用術!

柿農家に革命をもたらす『ライガー』の実力とは?
奈良県五条市で三代続く柿農家・吉田さんが愛用する『ライガー』。一見すると収穫用の運搬車に見えますが、実は一年を通してさまざまな農作業で活躍する小型特殊自動車です。
「最初は肥料運搬に使おうと思っていたけど、結局ほぼ毎日乗っていますね」
と語る吉田さん。ライガーが柿農家の作業をどう変えたのか、収穫の真っ盛りにお邪魔して、お話を伺いました。

奈良県が柿産地になったのは……
奈良県五条市は、日本一の柿の生産地として知られています。しかし、この地域では元々、柿ではなくミカンが多く栽培されていたそう。
「僕のおじいちゃんの時代はミカン農家だったんですよ。でも、大正時代の寒波でミカンが全滅してしまって……。代わりに柿を植えたら、これがこの土地にぴったり合って、一気に広まったんです」
こうして奈良県では柿栽培が定着し、今では五条市が全国一の柿の産地となりました。見渡す風景すべて柿を栽培しているところ、と説明してくれている吉田さん(写真下)。相当広範囲なことがわかります。

ライガー導入の決め手とは?
吉田さんがライガーを導入したきっかけは、知人の農家が使用していたこと。それまでクローラ式の運搬車を使っていたものの、一度に運べる量が少なく、作業効率に限界を感じていたそうです。
「ライガーに乗せると軽トラ並みに運べるし、小回りも効く。この運搬力・作業能力は収穫期だけじゃなく、年間通して活用できると感じて導入しました」
機械は使う期間が長ければ長いほど、購入した甲斐があります。最初は中古で導入し、その後の使い勝手の良さから、新車を購入するまでに至ったそうです。

ライガーは一年中フル稼働! 具体的な活用シーンとは?
ライガーは収穫作業以外にも多くの場面で活躍しています。
冬 肥料運搬 肥料撒きの際に、後ろにライガーをつけておけば、すぐ補充できる。
春 除草剤 散布タンクを積んで畑に入れば、長いホースを使う手間が不要に。
夏 剪定時の枝運搬 剪定作業で出た枝を運ぶ際、ライガーの荷台が大活躍。
秋 収穫作業 大量の柿を運ぶのに、軽トラより小回りが利くライガーが最適。
その他:
ダンプ機能……土運搬で威力発揮! / 斜面の作業サポート……斜面では水平に調整できるので、安定した作業が可能。
「昔は長いホースを伸ばして除草剤を撒いていたけど、今はライガーにタンクを積んで走るだけ。作業がめちゃくちゃ楽になりました」と吉田さん。ライガーの導入によって、作業の効率が格段に向上した様子です。

実際に使って感じた「ライガーのここがすごい!」
長年ライガーを愛用する吉田さんに、その魅力を聞きました。
メリットは大きく4つ。
✔ 車高が低く、畑の中に入りやすい
✔ 四輪駆動で悪路でも安定
✔ 動体屈折構造で小回りが効く
✔ 荷台が広く、軽トラ並みに運べる
「特に小回りが効くのがありがたいですね。畑の中でもスムーズに動けるので、収穫期はもちろん、それ以外の時期でもめちゃくちゃ便利です」
改善点としては、リフトだ、という。「もしリフト機能がついたら、トラックへの積み込みがさらに楽になりますね」と期待を込めて話してくれました。
広がる! ライガーの輪。
吉田さんが作業する地域では、吉田さんが最初にライガーを導入し、その便利さを実感。その後、出荷組合の仲間にも広まり、地域で次々と導入が進んでいきました。
「最初は中古で試した人も、結局は新車を買ってますね。クローラ式からの乗り換えがどんどん増えてます」
農家仲間の間でも、ライガーの便利さが口コミで広がっているようです。取材時、現場までの道中で、古い型式からピカピカのライガーまで、色んなライガーが見受けられました。こういった地域での導入が広がるのも、ライガーが汎用性が高く、年中使える車だからこそ。運搬だけでなく、肥料散布まで、農家さんをあらゆる方向から手助けしてくれます。
なかなかほかでは見ない、『ライガー』のロゴを大胆にあしらったデザインにもぜひ、注目ください。
吉田さん、ありがとうございました!
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