2026年1月13日
坂をグイグイ登れる一台!奈良のワインづくりを支える四駆の乗用草刈機『フルーティまさお』
奈良県でワインづくりに取り組む「木谷ワイン」様。奈良の風土を映すワインを目指し、ブドウの栽培から醸造までを一貫して行われています。
目指しているのは、ブドウもワインも、すべて奈良で完結するものづくり。奈良を愛する人に、奈良の土地で育ったブドウから生まれたワインを届けたい—その想いが、現在の取り組みの原点となっています。
今回は木谷ワイン様の圃場を訪ね、草生栽培の現場で『乗用草刈機 フルーティまさお』がどのように活躍しているのかを取材しました。
異業種からワインの世界へ。転機となった現場との出会い
代表の木谷一登様は、京都大学大学院を修了後、銀行に就職されました。当時は、まさか自らが畑に立ち、ワインを造るとは想像していなかったといいます。
転機となったのは、仕事を通じて目にしたワインづくりの現場でした。大阪府柏原市にあるワイナリーで、ブドウ畑から醸造までが一体となったものづくりに触れ、「造る側として関わりたい」という想いが芽生えます。
その後、同ワイナリーでワイン用ブドウ栽培と醸造の研修を受け、2018年に奈良で「自分のワインづくり」を始める決断をされました。
荒廃農地から始まった奈良の畑づくり
独立後に最初に向き合ったのは、畑の開墾です。耕作放棄地となっていた畑、長年手入れされず荒れていた土地。そうした場所を一つひとつ整地し、苗木を植え、畑として再生してきました。
現在、管理する圃場は奈良県内を中心に約3.2ヘクタール。将来的にはすべての圃場を稼働させ、奈良の風土を映したブドウを安定して育てていく計画です。
栽培では、除草剤を使わない草生栽培、減農薬、無化学肥料を基本とし、土地本来の力を引き出す方法を選ばれています。
こうした栽培の先に目指しているのが、飲み心地がよく、ブドウそのものの表情を感じられるワインです。軽やかでありながら、香りや味わいに奥行きがあり、食卓に自然と寄り添う、そんなワインを思い描きながら、日々の畑づくりが続いています。
草生栽培と切り離せない「草刈り」という現実
自然に寄り添う栽培方法を選ぶ一方で、避けて通れないのが雑草管理です。草生栽培では、草を完全に排除するのではなく、適切な高さで維持する必要があります。
圃場が広がるにつれ、草刈りの回数は年間で5〜6回に。特に夏場は暑さも厳しく、体力的な負担は大きな課題となっていました。
省力化を求めて導入した機械の限界
作業負担を軽減するため、木谷様が導入されたのは、インターネット通販で購入した小型の乗用草刈機でした。
「歩いて草を刈るよりは、少しでも楽になるだろう」そんな期待からの選択でした。
ところが、実際に圃場で使ってみると、状況は思うようにはいきません。
機械の馬力が足りず、畑の坂を登りきれない。途中で動きが止まり、作業を中断せざるを得ない場面も少なくありませんでした。
「これでは圃場全体を任せられない」
草刈りを効率化するために導入したはずの機械が、結果的に作業の制約になってしまったのです。
「坂を登れること」が次の条件になった
次に機械を選ぶ際、木谷様の中で条件ははっきりしていました。
- ・しっかりと坂を登れること。
- ・圃場の形状に左右されず、作業がとまらないこと。
その条件を満たす機械を探す中で、『乗用草刈機 フルーティまさお』に行き着き、当社へ直接お問い合わせをいただきました。
圃場での実演で確かめた走破性
実際の圃場で、実際の草丈、地面の状態のまま走行を確認。これまでの機械では登れなかった坂も、安定した姿勢でスムーズに登っていきました。
AWD(四輪駆動)による走破性に加え、
- ・斜面でも安心感のある車体バランス
- ・長時間作業でも疲れにくいシート構造
- ・ペダル操作ひとつで前後進を切り替えられる操作性
といった点も、現場で評価いただき、導入が決まりました。
草刈り作業が「畑を見渡す時間」に変わった
フルーティまさおの導入後、草刈り作業は大きく変化しました。これまで刈払機を使い、2人で数日かかっていた作業が、現在では1人で1日で完了するようになっています。
また、作業が楽になっただけでなく、苗木の状態や圃場全体を確認しながら走れる時間が生まれたといいます。
「ただ草を刈る作業ではなく、畑と向き合う時間になりました」
そう話されるように、フルーティまさおの導入によって、草刈り作業は単なる作業ではなく、圃場全体を確認する大切な時間へと変わっています。
おわりに
奈良の土地に向き合い、荒廃農地を再生し、ブドウを育て、ワインとして形にする。木谷様の取り組みは、常に挑戦の連続です。その道のりには、これからもさまざまな「坂」が現れることでしょう。
フルーティまさおが木谷様の挑戦の坂を一緒に登り、支え、手伝う存在になれば幸いです。
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